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2014 年度 実績報告書

Feナノ粒子MRI造影剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24681022
研究機関京都大学

研究代表者

山本 真平  京都大学, 物質-細胞統合システム拠点, 助教 (20362395)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード鉄ナノ粒子
研究実績の概要

H26年度に作製された、細胞膜透過性に優れるポリエチレンイミンとステルス性に優れるポリエチレングリコール誘導体ポリマー(p(PEGMA))にて修飾されたナノ粒子の特性評価を行った。p(PEGMA)グラフト重合の開始点部位濃度の増加に伴い、得られる試料の有機物含量も大幅に増加しており、ナノ粒子表面がp(PEGMA)鎖で密に被覆された試料が得られたことが分かった。またいずれの試料のゼータ電位値は、重合前の状態(約40mV)と比較して小さくなって(10-20 mV程度)おり、ナノ粒子がp(PEGMA)鎖によって均一に被覆されていることが分かる。また、いずれの試料も生理食塩水に対して優れた分散安定性を示した。
つづいて、がん細胞への取り込み効率を上昇させる細胞内動態制御技術の開発を試みた。具体的には、通常組織部では膨潤したp(PEGMA)ブラシがPEIを遮蔽している(ステルス状態)が、エンドソーム内の低pH条件(4.5-6.5)でヒドラゾン結合が開裂し、p(PEGMA)鎖を脱離させる表面の構築を目指した。P(PEGMA)鎖が脱離して細胞膜透過性に優れるPEI部位が露出すれば、がん細胞内への侵入・蓄積の促進が期待できるためである。PEI上に導入されたATRP開始部位をpH = 5で開裂するヒドラゾン結合部位(-C=N-NH-)をもつATRP開始部位に置き換えることを試みたが、その合成は極めて困難であり、目的とする化合物を得る事ができなかった。ヒドラゾン結合部位をもつその他のATRP開始化合物についても合成を試みたが、残念ながら目的とする化合物を得る事はできなかった。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] CaH2-assisted low temperature synthesis of metallic magnetic nanoparticle-loaded multiwalled carbon tubes2014

    • 著者名/発表者名
      Liis Seinberg, Shinpei Yamamoto, Masahiko Tsujimoto, Yoji Kobayashi, Mikio Takano and Hiroshi Kageyama
    • 雑誌名

      Chemical Communications

      巻: 50 ページ: 6866-6868

    • DOI

      10.1039/c4cc01592d

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 磁性金属ナノ粒子を含む多層カーボンナノチューブのCaH2を用いた低温 合成2014

    • 著者名/発表者名
      山本真平
    • 学会等名
      粉体粉末冶金協会H25年度秋季大会
    • 発表場所
      大阪大学コンベンションセンター
    • 年月日
      2014-10-29 – 2014-10-31
  • [学会発表] 磁性金属ナノ粒子含有多層カーボンナノチューブのCaH2を用いた低温合成2014

    • 著者名/発表者名
      山本真平
    • 学会等名
      日本磁気学会第38回学術講演会
    • 発表場所
      慶應義塾大学 日吉キャンパス
    • 年月日
      2014-09-02 – 2014-09-05

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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