研究課題
本研究課題では、有機-無機ハイブリッドベシクルの有する分子ふるい効果を利用することで、極めて高効率に膜タンパク質を無細胞で発現できるシステムの構築を目的とした。本年度は、具体的に以下の研究を実施し、得られた成果は論文及び学会において報告した。1.複数タンパク質連携システムの構築生体での情報伝達システムにみられるような、複数の膜タンパク質が連携して機能するプラットフォームを提供するため、分子ふるい機能のチューニングおよび他の脂質と複合化することで機能性のドメインを形成するハイブリッドベシクルを構築した。2.膜タンパク質の機能および構造解析に関する検討脂質膜中での膜タンパク質の機能及び構造解析を進めるためのプラットフォームとして、ハイブリッドベシクルと同様の特性を有する脂質ナノディスク利用し、膜タンパク質の組み込みを行った。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 4件)
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