本研究は、主に東南アジア沿岸地域を対象に1960、70年代を中心として撮影されたCORONA衛星写真を整備し、過去の地形環境情をWebで提供する地理空間情報基盤を構築し、広くアジアの災害・環境問題等の対策・研究を支援することが目的としている。 研究においては画像をGISデータとして利用するための補正方法と、補正データからの微地形分類図作成手順を確立し、それぞれの有効性について検証した。最終的に台湾、上海周辺、マカオ・香港周辺、バンコク周辺、ミャンマー湾岸部等を中心に、計約50万㎢のデータを整備し、これらを閲覧可能とするWebGISベースの地理空間情報基盤プロトタイプの構築を行った。
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