研究課題
若手研究(A)
ヒトは,周囲にある様々な物体の映像情報やそれらの物体の発する音情報を頼りに,自分の周辺にある/生じる事象を把握しながら生活を送っている。本研究では,その事象に起因する映像・音情報の知覚統合過程について調査し,どのように事象を捉えるのかを検討した。その結果,物理的には映像と音の情報が一致しているにもかかわらず,知覚的に不整合が生じることがわかった。この不整合は,単純な聴覚と視覚の特性の違いのみでなく,事象と自分との間の相対的な空間関係に依存していると考えられる。
知覚心理