極小対数的食違い係数の昇鎖律を,de Fernex,MustataとKollarの生成極限を用いて研究した.多様体とイデアルの指数が指定された時の,対数的標準な組の対数的食違い係数全体の集合の離散性を示し,局所完全交叉特異点の極小対数的食違い係数の昇鎖律を得た.イデアルの指数が動く時も,3次元非特異多様体上の1より大きい極小対数的食違い係数の昇鎖律を示した.また係数のイデアル進半連続性を曲面の場合に証明した. 特異点の有界性問題として,真の3次元標準特異点のGorenstein指数は6以下であることを示した.
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