宇宙最大級の爆発現象であるガンマ線バースト(GRB)の放射機構の解明のため、国際宇宙ステーションに搭載された、日本発の観測装置MAXIと新規開発し2015年8月に打ち上げたCALETGRBモニタ(CGBM)を用いて、10 keV以下のX線に着目してX線からGeVガンマ線領域に渡る広帯域観測を行った。CGBMは61個のGRB(うちMAXIで4個同時検出)し、重力波対応天体探査を精力的に行った。MAXIも64個のGRB候補をとらえ、半分以上がX線で卓越したX線フラッシュである。中にはX線でソフトでSwift衛星で即時に追観測してもX線対応天体が見つからないものもあり、新種族の天体なのかもしれない。
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