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2015 年度 研究成果報告書

始原天体物質に含まれる固体有機物の立体化学:反応熱分解キラルGCMS分析法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 24684040
研究種目

若手研究(A)

配分区分一部基金
研究分野 地球宇宙化学
研究機関大阪大学

研究代表者

薮田 ひかる  大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (30530844)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード光学分割 / 隕石 / 固体有機物 / 反応熱分解GCMS
研究成果の概要

本研究では初期太陽系における不斉の発生・増幅機構の普遍性と多様性を解明するため、隕石有機物の主要成分である固体高分子有機物に含まれる光学異性体を探索し、その分子構造の同定と光学異性体過剰率の決定を行う新手法の開発を試みた。マーチソン隕石粉末から分離した酸不溶性有機物のアルカリ酸化銅分解を行い、分解生成物をガスクロマトグラフィー質量分析装置で分析した結果、7種のジカルボン酸、7種のヒドロキシ酸の光学異性体が含まれることが明らかになった。まだ各分子の光学異性体比を決定できていないが、以上の結果から不斉の起源は隕石中のアミノ酸のみならず、固体有機物にも求めることができる可能性が本研究より示唆された。

自由記述の分野

宇宙化学、有機地球化学、アストロバイオロジー

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公開日: 2017-05-10  

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