現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
従来のケイ素含有PSiP-ピンサー型配位子に代わる新たな配位子開発に取り組み,PGeP-ピンサー型配位子を持つパラジウム錯体を触媒とすることで,ギ酸塩を二酸化炭素源かつ還元剤とするアレンのヒドロカルボキシル化反応が進行することを見出し,論文発表した(Organic Letters, 2015, 17, 1814)。また,非対称PSiN-ピンサー型配位子を持つ白金錯体を用いることで,電子不足アレーン類の炭素-水素結合の直接ホウ素化反応の開発に成功し,論文発表することができたから(Chemical Communications, 2015, 51, 17762)。
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