研究課題
若手研究(A)
一次元細孔を有する多孔性金属錯体のフレームワークにジビニル型配位子を導入し、細孔中に導入したビニルモノマーとホスト-ゲスト共重合を行った。重合後、キレート剤含有水溶液で処理することで、錯体部分を除去し、絡み合いが全く存在せず、鎖の配向が完全に一次元に揃ったビニル高分子の合成を可能にした。この手法で得られた高分子は、精密な架橋構造のため、熱や溶媒処理によって、高分子鎖の配列を乱されることはなく、安定にその配向状態を保つことを確認した。
高分子化学、錯体化学