本研究では、有機エレクトロニクスデバイスの高性能化に向け、新規な半導体ポリマーの開発を行った。有機トランジスタにおいて、1 cm2/Vsとポリマーとしては非常に高いキャリア移動度を有するポリマーだけでなく、正孔輸送性、および正孔と電子の両極性を示すポリマーを種々開発した。また、有機薄膜太陽電池おいて、10%と世界最高レベルのエネルギー変換効率を示すポリマーの開発に成功した。さらに、分子設計によりポリマーの分子配向性を制御できることを明らかにし、その配向様式によってデバイス特性が変化することを見出した。
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