質感認知特性に基づいた視・触覚オブジェクト加工システムを開発するために,1)心理物理学的研究を行い,表面粗さ認知における視覚情報の優位性を明らかにした。2)高磁場(MRI)環境対応の視覚と触覚刺激の同期制御ができるfMRI実験装置を開発した。3)視覚と触覚の協調的と非協調的情報による質感形成の脳内システムを同定した。4)視触覚クロスモーダルな質感認知の脳内情報処理の非対称性を明らかにした。5)質感情報データベースのデータモデルを決定し,格納される素材の物理パラメータ・質感評価データ・脳活動データの3種類のデータを検討した。
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