研究成果の概要 |
Zrを用いたZrB2-10vol%MoSi2コンポジットの接合界面においては,Zr4SiやZr2Siなどのケイ化物が観察された.一方で,Tiを用いた接合界面においては,非常に反応が激しく,(Ti,Zr,Mo)Bや(Zr,Mo)B2などの多元系ホウ化物やTiB結晶がウィスカー状に析出することがわかった.室温における四点曲げ強度はTiをインサート材とした接合体で477.7MPa,Zrで439.0MPaであり,コンポジットの曲げ強度である376.8MPaを上回る結果となった.また,高温における強度はTiをインサート材とした接合体で495.3MPa,Zrで190.7MPaであることがわかった.
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