近赤外分光法を用いることで、(i)エタノールやtert-ブタノール中で形成される水分子凝集クラスターの水素結合状態がより密な状態にある、(ii)シリカ表面に固定化した各種の有機官能基(NH2基、COOH基、SO3H基)、表面OH基、吸着水を同時分析でき、H2O分子との相互作用は、SiO2-NH2<<SiO2<SiO2-COOH<SiO2-SO3Hの順に強くなる、(iii)サイズや形状の異なるゼオライト細孔内で形成される水およびメタノール凝集クラスターの違い、(iv)ゼオライトのB酸点や表面OH基に吸着したNH3、NH4+を同時に分析できることを明らかにした。
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