研究課題
若手研究(A)
ヒトの十二指腸の細胞の刷子縁膜に発現している非ヘム鉄の輸送に関与する膜タンパク質の大量調製方法を確立し、機能・構造解析を行った。鉄還元酵素の反応の初期段階となるアスコルビン酸による酵素分子内のヘムの還元反応について、ストップドフロー装置を用いて反応速度論的解析を行い、野生型と変異体の解析の比較によってアスコルビン酸結合部位を同定した。また、鉄還元酵素を脂質キュービック相(LCP)法によって結晶化を行い、X線結晶構造解析に成功した。
構造生物学