研究課題
若手研究(A)
我々はカニクイザル脊髄でヒト野生型TDP-43を過剰発現することにより、世界初の霊長類ALSモデルの構築に成功した。外因性TDP-43は注入側の前角運動神経細胞だけでなく、脊髄対側および頚髄から腰髄、大脳皮質運動野のBetz細胞にまで拡がっていた。このモデルにおけるTDP-43の伝播機序を解明する目的で、pAAV-IRES-GFPベクターでヒト野生型TDP-43とGFPを脊髄で同時に過剰発現させたところ、TDP-43はGFPより広範囲に拡がっていた。TDP-43の脊髄における伝播機序としては、局所細胞間、単一motor column内、異なるmotor column間の3つが考えられた。
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J Neurol Neurosurg Psychiatry
巻: 83 ページ: 739-45
10.1136/jnnp-2011-301826