• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実績報告書

象牙質・歯髄複合体再生療法に新生面を開く基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 24689070
研究機関大阪大学

研究代表者

伊藤 祥作  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (90360495)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード間葉系幹細胞 / 分化制御機構
研究実績の概要

本研究課題は, 間葉系幹細胞の分化過程における細胞表面マーカーの発現量の変化に着目することで, 間葉系幹細胞の特定や分化の詳細なメカニズムの解明につながると考えた。 しかしながら, 骨芽細胞が分化中に産生する石灰化物がフローサイトメーターによる細胞表面マーカーの解析を困難にしていた。 そこで, この石灰化物を除去して, 分化した骨芽細胞を回収する方法を開発し, 間葉系幹細胞に特異的な細胞表面マーカーを検討することを本研究の目的とした。また一方で, 間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化を制御している機構についても明らかにすることも目的とした。解析の結果, 骨芽細胞が分化中に産生する石灰化物はフローサイトメーターによる細胞表面マーカーの解析を困難にしていた。そこで, この石灰化物を除去して, 分化した骨芽細胞や象牙芽細胞を回収する方法の開発に成功した。これにより, 間葉系幹細胞の特定や分化の詳細なメカニズムの解明が可能となる。一方で, 幹細胞を未分化な状態に維持する働きがあるLIFの骨芽細胞分化における機能解析をおこなったところ, LIF-JAK-STAT3シグナル伝達経路により発現が誘導されるSOCS3により, 骨芽細胞の分化を抑制性に制御することを明らかにした。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] LIF/STAT3/SOCS3 Signaling Pathway in Murine Bone Marrow Stromal Cells Suppresses Osteoblast Differentiation.2014

    • 著者名/発表者名
      Matsushita K, Itoh S, Ikeda S, Yamamoto Y, Yamauchi Y, Hayashi M
    • 雑誌名

      Journal of Cellular Biochemistry

      巻: 108 ページ: 1262-1268

    • DOI

      doi: 10.1002/jcb.24777.

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] First mouse model for combined osteogenesis imperfecta and ehlers-danlos syndrome.2014

    • 著者名/発表者名
      Chen F, Guo R, Itoh S, Moreno L, Rosenthal E, Zappitelli T, Zirngibl RA, Flenniken A, Cole W, Grynpas M, Osborne LR, Voge W, Adamson L, Rossant J, Aubin JE
    • 雑誌名

      Journal of Bone and Mineral Research

      巻: 29 ページ: 1412-1423

    • DOI

      doi: 10.1002/jbmr.2177.

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Kruppel-like factor 4 expression in osteoblasts represses osteoblast-dependent osteoclast maturation.2014

    • 著者名/発表者名
      Fujikawa J, Tanaka M, Itoh S, Fukushi T, Kurisu K, Takeuchi Y, Morisaki I, Wakisaka S, Abe M
    • 雑誌名

      Cell Tissue Research

      巻: 358 ページ: 177-187

    • DOI

      doi: 10.1007/s00441-014-1931-8. Epub 2014 Jun 15.

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 歯根の肥大および湾曲を伴う上顎大臼歯の自家移植症例.2014

    • 著者名/発表者名
      呉本勝隆, 前薗葉月, 北川蘭奈, 竹田かほる, 新野侑子, 松下健太, 伊藤祥作, 野杁由一郎, 林美加子
    • 雑誌名

      日本歯科保存学雑誌

      巻: 57 ページ: 589-596

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 炎症誘導における新規核内制御因子NAF1の解析2014

    • 著者名/発表者名
      板東秀典、熱海 徹、小椋英樹、村上正晃、伊藤祥作、林 美加子
    • 学会等名
      第141回日本歯科保存学会秋季学術大会
    • 発表場所
      山形
    • 年月日
      2014-10-30
  • [学会発表] 骨芽細胞の細胞表面マーカー解析法の開発2014

    • 著者名/発表者名
      山本由美子、伊藤祥作、松下健太、池田峻、山内裕香子、林 美加子
    • 学会等名
      第140回日本歯科保存学会春季学術大会
    • 発表場所
      大津
    • 年月日
      2014-06-19

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi