研究課題/領域番号 |
24689074
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研究種目 |
若手研究(A)
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
只浦 寛子 宮城大学, 看護学部, 准教授 (40363733)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | キネステティク / Kinaesthetik / Kinaesthetics / リハビリテーション看護 / 慢性期看護 / ケアモデル |
研究概要 |
平成24年度の研究実績として、まず、ドイツにおける研究倫理審査を受けるために申請書類等の必要手続きの調整を行い申請準備を整えた。当初、当該研究が受けられるドイツにおける倫理審査機構が、別の機構に変更になったことから、申請書類の変更や申請方法や費用の確認等を改めて行い、申請書類等の必要手続きの調整を行い申請準備を整えた。 初年度として、まずドイツの拠点大学と研究協力団体や施設と研究合同会議を開催し、役割分担と担当責任者、研究デザインや方法やタイムテーブルのディスカッションを行い、現地の要請とニーズおよび本研究デザインの希望に関して摺合せを行った。これまでの研究実績を踏まえた検証の及んでいないアウトカムファクターについて改めて相互に見直しを行った。 また、研究調査のデータ収集を行う機器の精査を実施し、測定誤差や測定方法、対象者による精度の検証を改めて行った。機器販売業者と検討を重ね、精度に関する課題をクリアすべく、新たなデータの提示および機器開発を指示した。 また、現地における研究実務を担う担当者の選定について現地の拠点大学の教員らと調整を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定していたドイツ倫理審査機構において申請手続きを進める予定であったが、予想外の担当機構の変更に伴い、申請調整及び手続きが遅延した。また、測定機器の精度問題を解決するために、機器調整や新たな開発指示が必要となった。
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今後の研究の推進方策 |
ドイツ倫理審査機構の変更への対応は迅速に対応でき、申請書類等の変更調整が進捗していることから、今後、書類を整えて提出する予定である。研究調査のデータ収集を行う機器の精査については、測定誤差や測定方法、対象者による精度の検証を改めて行い、機器販売業者に新たなデータの提示および機器開発を指示し、それらを精査検証してからパイロットスタディを実施していく。 また、現地からの要望や人員確保などの必要な変更に関して、柔軟に対応し、次年度の計画を迅速に進めていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年8月、測定誤差発覚により機器精度を改善する必要が生じ、評価機器の開発に予想以上の時間を要することとなった。さらに同8月、急きょドイツ倫理審査機構の移転が決まり、それに伴い審査の手続き方法にも変更が生じ、従来より期間を要することとなった。これらの交付決定時には予想し得なかった要因により、経費を繰り越す必要が生じたことから、次年度に計画の遅れた補助事業を遂行するために次年度使用額が生じた。 平成25年3月までに機器開発として測定値再現性の精度問題の改善、幅広い年齢層で精度再確認をメーカーに指示し、改善を図ったうえで購入を行う。 平成25年度4月施設選定、ドイツ倫理審査を経て、同年6月パイロットスタディを開始し、同年12月にパイロットスタディ解析を開始する。
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