前年度に引き続き,高水準アンビエントを記述する上でのセキュリティ仕様記述に関する機能の設計・実装のための研究を行った. 具体的には,Java仮想機械上で動作するアンビエントプログラムの安全性を,プログラムの実行時ではなく,クラスロード時に検証するための手法としてJavaバイトコードに対する低水準の解析・操作を柔軟かつ簡潔に記述可能なライブラリの開発を行った. アンビエントプログラムの安全性に関する様々な記述を,このライブラリを呼び出すJavaプログラムへとコンパイル・実行することで,開発基盤のセキュリティに関するコンポーネントの実装の改善を見込むことが可能となる.
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