被災地におけるネットワーク環境を構築するため,ノードの配置場所を決定する.ノードを風船に取り付けて建物周囲の空中に配置し,建物をカバーするネットワークを構築するような配置の仕方を行うノードの配置場所を求める.無線電波が屋外から屋内へ伝搬する際の電波強度の減衰を求めるモデルについて,電波減衰予測モデルを提案する.取り組む問題は三次元配置問題であり,カバレッジの保証 を満たしつつ必要なノード数を最小化する.この問題を解決する手法として遺伝アルゴリズムに基づくアルゴリズムを提案する.3つのベンチマーク手法と比較した結果,提案手法が他手法と比べて少なくなる配置パターンを生成できることを確認した.
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