研究課題
若手研究(B)
医療分野では、安全で効率的な訓練環境の実現が急務となっている。本研究では、触知覚的に高品質な遠隔協働環境の実現を目指し、伝送遅延や計算遅延を補償する柔軟物の可触化手法を開発した。まず、柔軟物変形の計算遅延に対して、幾何学的非線形性に基づく変形を逆剛性マトリクスの逐次更新により力覚提示可能とする手法を開発した。結果、従来は困難であった200節点以上の物体に対して実時間処理が可能であることがわかった。また、生体信号処理と機械学習により、実際の運動よりも早く筋活動を取得し、運動推定が可能であることを確認した。本課題により柔軟物操作に伴う計算遅延と伝送遅延を補償する遠隔協働環境の基盤技術が確立された。
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すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (9件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
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