研究課題/領域番号 |
24700125
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
水野 統太 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (00337875)
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キーワード | マルチモーダル |
研究概要 |
視覚・力覚・触覚の3感覚へ情報を提示できる手持ち型マルチモーダルディスプレイを開発した。これまで本ディスプレイを用いて視覚・力覚、力覚・触覚、視覚・力覚・触覚の同時提示について検討を行ってきた。 本ディスプレイを把持してもらい、視覚と力覚に対し同時に情報提示を行うと、1.視覚-力覚間に相互作用が生起され、LCDに表示された物体があたかも質量を持っているような感覚が生起される、2. LCDに表示される物体の形や色、大きさ等の視覚情報を変化させると感覚間の相互作用も変化し、搭載している錘の質量は変わらないにもかかわらず力覚が変化する、また、視覚・力覚・触覚(振動覚)に対し同時に情報提示を行うと、3.視覚と力覚の相互作用が生起されやすい方向に触覚刺激を追加すると、相互作用がさらに強化される ことなどを明らかにしてきた。 これらは、これまでの把持方マルチモーダルディスプレイにはない特性である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2013年度に開発した手持ち型マルチモーダルディスプレイを用いて、それぞれの感覚に対する効率的な情報提示条件を検討する予定であったが、視覚と力覚の相互作用について予定していた提示条件についてさらに詳しい検討を行う必要が生じた。そのため計画を変更し、その解析を行なうこととした。
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今後の研究の推進方策 |
視覚と力覚の相互作用についての詳しい解析・検討を行なうと同時に、見合わせていた研究発表や論文発表を行なう。
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次年度の研究費の使用計画 |
2013年度に開発した手持ち型マルチモーダルディスプレイを用いて、それぞれの感覚に対する効率的な情報提示条件を検討する予定であったが、視覚と力覚の相互作用について予定していた提示条件についてさらに詳しい検討を行う必要が生じた。そのため計画を変更し、その解析を行なうこととしたため、未使用額が生じた。 視覚と力覚の相互作用について詳しい解析・検討を行なうと同時に、更なるデバイスの改良、また、見合わせていた研究発表や論文発表を行なうこととし、未使用はその経費に当てることにしたい。
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