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2014 年度 実績報告書

多感覚情報ディスプレイの開発と効果的な情報提示条件

研究課題

研究課題/領域番号 24700125
研究機関電気通信大学

研究代表者

水野 統太  電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (00337875)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードバーチャルリアリティ / AR / 多感覚情報提示
研究実績の概要

開発した手持ち型マルチモーダルディスプレイを用いて、視覚・触覚・力覚の3感覚に対する効率的な情報提示条件の検討を行った。特に、視覚と力覚の相互作用についての検討について詳しく解析した。ディスプレイに映し出した映像の運動方向と力覚刺激を提示するための錘の運動方向は、これまで同方向であったが、反対方向への動作においても相互作用があることが分かった。
バーチャルリアリティの分野において、「実際にそこに存在しない物を、あたかもそこに存在するように錯覚・認知させる」ことが課題のひとつである。この課題を解決する手法に仮想現実と拡張現実(Augmented Reality:AR)とがある。仮想現実は現実環境の再現であり、ARは現実には再現できない。ARは、現実環境の一部に追加情報を提示し、拡張現実を構築する技術である。現在、主に用いられているARシステムは、映像や画像の一部に情報を追加し、視覚へ提示することで、現実以上の情報を提示するものが多い。しかしこれらARシステムの多くは、視覚に対してのみの追加情報を行っている。
開発したディスプレイを用いて、視覚と力覚に対し、同方向への刺激は現実に再現できる仮想現実であるが、反対方向への刺激提示はARとなる。
今回の研究により、開発したディスプレイのシステムを用いれば、視覚のみならず力覚に対し仮想現実とARの両方を提示できることを示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 速度と大きさの視覚情報と姿勢が傾斜知覚に与える影響の検討2015

    • 著者名/発表者名
      水野統太、久米祐一郎
    • 雑誌名

      電気学会

      巻: 135 ページ: 163-167

    • DOI

      0.1541/ieejfms.135.163

    • 査読あり
  • [学会発表] 感性情報コミュニケーションに関する横断的センシング技術2014

    • 著者名/発表者名
      水野統太、板倉直明、水戸和幸、久米祐一郎
    • 学会等名
      電気学会
    • 発表場所
      島根大学
    • 年月日
      2014-09-03 – 2014-09-06

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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