研究課題
若手研究(B)
本研究ではエージェントの相互作用を捉えるために,マルチエージェントシステムと動的認識論理の両方に対して多次元的視点から論理的基盤を研究した.本研究の成果は次の三つである.第一に,命令・許可概念を含むエージェントの信念のための論理を提案した.第二に,エージェント間のチャネル概念とチャネルを通じたエージェント通信の概念を多次元ハイブリッド論理の設定で形式化した.第三に,多次元設定での論理的推論を捉えるため,好ましい形式的性質(カット除去定理)をもつラベル付き式計算体系を構築した.
様相論理・論理学の人工知能への応用