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2013 年度 実績報告書

人の行動決定モデルに基づくエージェントを介した遠隔コミュニケーション

研究課題

研究課題/領域番号 24700148
研究機関大阪市立大学

研究代表者

田窪 朋仁  大阪市立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80397695)

キーワード教科学習 / データマイニング / 行動予測
研究概要

本研究では、ネットワーク越しのコミュニケーションにおける情報伝達の遅延問題に対し、ユーザのコミュニケーション動作をシステムが理解し、状況に応じた人間の操作を先取りすることで、適切な情報を伝える新たな手法を確立することにある。この課題に対し、「エージェント」を介した通信を行うことで変化する情報を考慮しながらユーザが行う操作を事前に予測し適切な状態を維持する手法が考えられる。エージェントは情報の選択と先見行動から予測される次の動作を決定し、遠隔地でのシステムの出力を決定する。その結果、ネットワークの遅延が生じた状況においても適切にコミュニケーションを継続することが可能となることが期待される。
上記の目的のためにまず人の情報入力特性を獲得する必要がある。人間の行動理念は、短期報酬を期待した反射行動、累積報酬を期待した予測行動、行動の収束性に関する3層構造で再現できると考えられる。簡易なゲームシステムをPC上に構築し人の操作特性を学習させたところ、2層までの階層モデルによる学習結果で人の操作特性をよく獲得できていることを確認した。また、学習したモデルが独立してゲームをこなすことができることが確認されたことから、人の特性を模倣したゲーム操作が獲得できており、一時的な時間遅れに対して、人の操作を代替することが可能であることが確認された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 過去の操作系列と状況変化の履歴に基づく 隠れマルコフモデルを用いた人の操作予測2014

    • 著者名/発表者名
      田窪朋仁、石田玄也、上野敦史
    • 学会等名
      日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会
    • 発表場所
      富山県
    • 年月日
      20140526-20140528
  • [学会発表] Human’s Operation Modeling based on Hidden Markov Model with Consideration for the Operation Change and Timing2013

    • 著者名/発表者名
      Genya Ishida, Tomohito Takubo, Atsushi Ueno
    • 学会等名
      2013 IEEE/SICE International Symposium on System Integration
    • 発表場所
      Kobe, Japan
    • 年月日
      20131215-20131217

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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