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2014 年度 実績報告書

確率過程に基づく統計的自然言語処理とその展開

研究課題

研究課題/領域番号 24700152
研究機関統計数理研究所

研究代表者

持橋 大地  統計数理研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (80418508)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード自然言語処理 / ノンパラメトリックベイズ法 / ガウス過程 / ディリクレ過程 / ロボティクス / 音楽・音響処理
研究実績の概要

確率過程に基づく統計的自然言語処理の展開について、音声認識における教師なし学習は本課題採択後にGlassら(ACL 2012)によって先行されたものの、音楽情報処理、および音響処理においては新しいモデルを提案することができた。具体的には、音楽情報処理においては周波数の周期性に対するガウス過程を利用した非負行列分解の提案、および音響モデルにおいては自然音の重なりをクラスタリングするためのIBPに基づく手法の提案が主なものである。
また、研究を通じて特に、ロボティクス分野における研究が新しく始まり、ロボットの動きから適切な文を生成するための、モンテカルロ木探索を用いた新しい文生成法が開発途中となっている。本研究課題を通して、ロボット動作の角度情報という連続値に対して、それを言語で記述するための研究が端緒に付いたことは、大きな成果の一つといえる。
一方、統計的自然言語処理自体の研究としても、言語モデルのノンパラメトリックなトピック適応法を開発し、また教師なし形態素解析についても隠れた品詞を同時に学習する手法を開発することができた。さらに、本課題の提案時の目標の一つであった会話のモデリングについても、共同研究を通じてデータが今後得られる予定となり、自分でモデルを提案しており端緒に付いたと言えることも、本課題の重要な成果の一つとして数えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Inducing Word and Part-of-speech with Pitman-Yor Hidden Semi-Markov Models2015

    • 著者名/発表者名
      Kei Uchiumi, Hiroshi Tsukahara, Daichi Mochihashi
    • 学会等名
      ACL-IJCNLP 2015
    • 発表場所
      北京、中国
    • 年月日
      2015-07-26 – 2015-07-31
  • [学会発表] Mixture of Gaussian process experts for predicting sung melodic contour with expressive dynamic fluctuations2014

    • 著者名/発表者名
      Yasunori Ohishi, Daichi Mochihashi, Hirokazu Kameoka, Kunio Kashino
    • 学会等名
      ICASSP 2014
    • 発表場所
      フィレンツェ、イタリア
    • 年月日
      2014-05-04 – 2014-05-09

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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