口頭伝承や口承文学など数多くの無形文化は極めてもろく消滅の危機にさらされている。少数民族の多くは言 葉や文化の壁による疎外に直面している。音声翻訳は少数民族社会においては自身の言語を守ると共に言葉の壁を克服するツールとして有意義である。本研究では音声翻訳システムの一部である音声認識技術を少数言語向けに発展させる。インドネシアに現存する4つの主要 な少数言語からデータ収集を収集できた。音声リソースおよび音声認識ベースラインに基づき、インドネシア少数言語の特性を分析することができた.少数言語の音声コーパスを音声認識ベースラインに適用し、少数言語の音声認識システムを開発することができた。
|