本研究の目的は、ユーザの状況に対応した適応的サポートを提供するシステムの開発である。これは、機械が人間の状況を認識する状況推定、ユーザの状況やリクエストまたは実社会からのイベントに基づいて情報を収集する情報検索、状況に対応してユーザにサービスを提供する作業支援、これらを用いた応用システムから成る。 状況推定については、文脈ベースサービスモデルの標準化に向けて、文脈ベース推論と世界標準の形式自然言語SBVRとの融合方式の提案・評価や、ハイブリッド推論による文脈ベース推論の高度化などを行った。応用として、データマイニングによる大学でのカリキュラム作成支援システムなどの研究を行った。
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