研究課題
スマートフォンやタプレッと等の情報端末の爆発的普及による通信インフラの増大や,道路交通網の整備に伴い,ソーシャルネットワークという考え方と,そのネットワーク上でのソーシャルデータの活用法の考え方が重要になってきている.本研究課題は確率モデルに基づくとしたソーシャルネットワークモデルを基礎とし,ソーシャルネットワーク上でのデータ推定問題・マイニング問題等へ,統計的機械学習理論・情報統計力学・情報理論を融合的に扱う確率的情報処理分野の手法を用いてアプローチし,問題解決のための方法論を展開していくことを目的としている.当該年度における主要な研究実績は以下の通りである.①確率的ソーシャルネットワークモデル上でのデータ推定に関する統計的性能評価法の確立.②提案モデルのソーシャルネットワーク上のコミュニティ抽出問題への適用.研究実績①②ともに本研究課題の中心的なテーマに関する成果となっており,両者とも学術論文誌と国際会議の査読付き論文として採択・掲載されている.①は前年度に提案した道路交通網での確率的ナウ・キャスト推定システムを含む,ソーシャルネットワークのより広いクラスの問題を対象とした一般的な評価システムとなっており,ソーシャルネットワーク上での一般的なデータ推定に対すする統計的な精度を測るための理論を構成した成果である.②は「コミュニティ抽出」と呼ばれるソーシャルネットワークにおける重要な問題に対して確率的ソーシャルネットワークモデルを基礎とした提案の方法論を適用し,成果を挙げたものとなっている.
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 6件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 4件) 備考 (1件)
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