研究課題
若手研究(B)
本研究では、大容量情報伝送かつ高度なセキュリティを実現できるカオスを用いた通信方式と、それを用いたセキュアな電力線通信システムの検討を行った。本研究では特にカオス系列を拡散符号として用いた符号分割多元接続(CDMA)通信方式に着目し、電力線通信路のようなフェージング通信路における通信性能についての評価を行った。その結果、フェージング通信路における同期CDMAにカオス拡散符号を使用した場合、従来使用されている拡散符号であるWalsh-Hadamard符号に比べてビット誤り率を低減できることがわかった。
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IEICE Trans. Fundamentals
巻: vol. E97-A, no. 7(in press)
Proc. 2013 International Symposium on Nonlinear Theory and Its Applications
ページ: pp. 209-212