本申請課題では,ユーザの感性や好みをメディアコンテンツ生成に反映する技術について研究を行った.技術開発においては,良い解を探索する進化計算をベースに,ユーザの脳波や脳情報をもとにコンテンツに対する感性や好みを推定し,自動的に良いコンテンツを探すことを目指した.残念ながら機器の不具合の関係で,未だシステムの改良と実験を重ねている段階である.しかしながら,基礎となる技術として,香り混合の問題において,新たな技術開発とその有効性を示すことに成功した.今後は,これらの技術を組み合わせ,改良することで,自動的にユーザの感性や好みに合う香りを探索する手法につなげる予定である.
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