研究課題
若手研究(B)
ヒトやその他の動物は,選択の結果得られた結果事象をもとに,その後の選択を決定することができる。そこには結果事象に対する主観的価値が関係すると考えられる。しかし主観的価値を測定することは一般には困難な課題である。そこで本研究では,強化学習とよばれる数理モデルを用いて選択行動からその主観的価値を推定する手法を構築し,その評価を行った。その結果,提案手法による主観的価値の推定の妥当性が確認できた。また,提案手法で推定された主観的価値と関連する生理的基盤や神経基盤の一部があきらかになった。
計算行動科学