研究課題
本研究では、知識処理による診療情報の活用を効率化するため、各種診療情報を提供するWebサービスの構築を行った。さらに、構築した診療情報提供Webサービスを利用した知識処理システムを開発することで、構築した診療情報提供Webサービスの有用性の検証を行った。初年度である平成24年度に診療情報提供Webサービスの構築を行い、診療情報提供Webサービスを利用した知識処理システムの1つであるDPCコーディング支援システムの開発に着手した。そして、次年度である平成25年度に、そのDPCコーディング支援システムの開発を行い、評価を行った。評価において、DPCコーディング支援システムが推定するDPCコードの精度が95%を超えるDPCコードが一定存在することがわかり、本システムによって医師の業務負担軽減に貢献できることが示唆された。また、その他にも診療情報の患者横断的な検索システム・B型肝炎ウィルス再活性化防止支援システムを構築し、院内業務の円滑化、安全対策支援を行うことができた。最終年度である平成26年度には、患者横断的な検索システム・B型肝炎ウィルス再活性化防止支援システムを院内に公開することで、評価を行った。全体を通じて、診療情報提供Webサービスを利用した多くのWebシステムを構築し、Webシステムの有用性を評価できたことで、診療情報提供Webサービス自身の有用性を実証することができたと考えている。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)
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