研究課題/領域番号 |
24700249
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
坂口 貴弘 京都大学, 大学文書館, 助教 (80462175)
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キーワード | アーカイブズ / 文書管理 / 国立公文書館 / アメリカ合衆国 |
研究概要 |
本年度は、米国において1回の資料調査を実施した。バッファロー・エリー郡公共図書館及びバッファロー歴史博物館(ニューヨーク州)では、20世紀初頭における文書整理法関連の資料等を閲覧・複写した。米国国立公文書館新館(メリーランド州)では、主として同館創設当初の業務マニュアル類を閲覧・複写した。 日本国内では、国立公文書館、国文学研究資料館、国立国会図書館憲政資料室、外務省外交史料館において、大正期から第二次世界大戦後にかけての公文書管理に関する資料の調査を行った。 これらの調査等で収集した資料に基づき、米国における文書整理法の形成過程に関する論文を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
第2年度は、米国の1機関で前年度の継続調査、2機関で新規の調査を実施した。また、初年度には実施できなかった国内機関の調査を重点的に行い、当初の計画よりも多い4機関を訪問することができた。これらの訪問対象機関については、これまでの研究の過程で、本研究に関連する文書群を所蔵していることが判明した機関を一部追加している。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、引き続き未収集の資料の調査及び収集済みの資料の分析を継続するとともに、特に研究成果の発表を重点的に進めていきたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
旅費計算に誤りがあったため、戻入額が生じた。 翌年度分として請求した助成金と合わせて、書籍等の購入に使用する予定である。
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