研究成果の概要 |
本研究では, 計算代数の方法を統計的因果推論に応用することで, 新しい統計的推測方法につながる手法を構築した. 例えば, 2つの薬を同時に服用した時にのみ副作用が起こる, という現象をグラフを用いて表現することを考えると, 実はそのような表現は不可能(または不自然)であるということが分かる. 本研究では, そのような問題点を克服するために, 代数的な手法を採用した. そして, その手法を用いて, 統計的因果推論において条件付き独立性の関係式を自動的に導出する新しいアルゴリズムを構築した.
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