研究課題/領域番号 |
24700275
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
清水 昌平 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (10509871)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 国際情報交換 / 米国 / 潜在共通原因 / 因果探索 |
研究実績の概要 |
本年度は潜在交絡変数を許す方法の研究開発を行った。潜在交絡変数の存在は、観察データによる因果分析と実験データによる因果分析の最大の相違点であり、最大の困難でもある。
また、ヘテロ集団へ対応するために潜在クラスがある場合への拡張も平行して行った。この拡張は、非線形モデルへの拡張と見なすことも出来る。
実データによる方法論の検証については、前年度に考案した方法を脳活動計測データの模擬データや実データに適用し、実用上の課題がいくつか見つかった。それらを考慮した脳科学への応用方法が見つかり、現在予備解析を実施中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
方法論研究についてはおおむね順調に進展している。実データ応用についても、実用上効いてきそうな課題を洗い出すことは予定通りできたと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は、これまでに研究開発した方法論を実データへ適用する。そして、実質科学に関する成果を上げたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
残額が20円生じたが、20円で購入できる必要な物品がなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
来年度は最終年度であり、残額が残らない計画を立てる。
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