研究課題
若手研究(B)
現代社会の問題点の1つに睡眠時間の短縮がある。一方、注意欠陥/多動性障害(ADHD)は、不注意、多動および衝動性を主症状とする精神疾患である。そのADHD患者において、レム睡眠および総睡眠時間の短縮が明らかにされている。そこで本研究では、マウスへの断続的レム断眠ストレスの負荷がADHD様症状を発現するかを探り、ADHD病態動物モデルの確立を目的に検討を行った。その結果、断続的レム断眠ストレスを負荷することにより、不注意様、多動様および衝動性様症状が引き起こされることが判明した。更に、不注意様症状の発現ならびに治療薬であるメチルフェニデートの改善作用に、海馬一酸化窒素系が関与することを示唆した。
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Neurochemistry International
巻: 63 ページ: 309-315
Clinical and Experimental Pharmacology and Physiology
巻: 40 ページ: 848-855
http://www.tohoku-pharm.ac.jp/laboratory/yakuri/