研究課題
若手研究(B)
胎児は栄養を全て母体に依存しており、胎児期の栄養が胎児の成長、疾患罹患率のみならず、生後の表現型への影響が注目されている。本研究は妊娠時の母体と胎児の相互作用に関し、基礎代謝と疾患への感受性についてマウスを用いて検討することを目的とした。飼料は通常食と低タンパク食(LP)を用いた。母獣の血液生化学検査に関し、標準食群とLP群において血中タンパク質、血中脂質、血糖値などに統計的有意差が検出された。母獣の体重は妊娠後にLP群に有意な体重低下が見られた。産仔の血液生化学検査では、肝機能に関する数値に明瞭な差が見られたことから、妊娠期の母子間栄養輸送に何らかの異常をきたしている可能性が示唆された。
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精神科
巻: 24 ページ: 335-339
Mammalian Genome
巻: 24 ページ: 473-483
10.1007/s00335-013-9482-y