研究概要 |
本研究の目的は、Reverse Total Shoulder Arthroplasty (RTSA)使用時に肩関節反力を手術中に計測することであった。まず世の中の流れとして、このRTSAは申請当時、日本国内では使用が認可されていなかった。そしてつい最近日本での使用が認可された。そのため本研究期間内において日本国内では計測を行うことは不可能であったが、研究協力者の所属するフロリダ大学(アメリカ合衆国)にて計測を行う事が出来たことが本研究の大きな成果であった。目標であった20人の計測をフロリダ大学大学病院にて完了した。 この計測内容を含む本研究の成果は、2013年度3つの国際学会(Asia Pacific Conference on Biomechanics at Seoul on August, International Society of Technology on Arthroplasty at USA on October, International Conference on Biomedical Engineering at Singapore on December)にて発表を行い、二つの学会誌(Journal of Biomechanical Science and Engineering, International Federation for medical and Biological Engineering)に掲載され、複数回国内学会にて発表を行った。現在一つ学会誌(Journal of Biomechanics)に投稿中である。 形に残る研究実績が残せたこと、さらにそこから派生した課題(ワイヤが煩雑、精度が低い)が明確になったことにより、本研究は次のステージへ進みさらなる継続が必要であることが決定した。
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