静水圧を利用したハイブリッドコアセルベートによる生体分子分離システムの創成

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24700483
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 医用生体工学・生体材料学
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 山元 和哉 鹿児島大学, 理工学研究科, 助教 (40347084)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: インテリジェント材料 / コアセルベート

研究概要

静水圧による高圧力条件下での刺激応答性ハイブリットコアセルベートの反応場への展開を検討した。まず種々の官能基をランダムに含んでいる高分子量体のアクリルアミド系共重合体を設計し、温度および圧力変化におけるコアセルベート滴の形成を評価した。次に、高圧力条件下でのコアセルベート滴におけるラジカル重合と生体分子分離システムについて検討した。コアセルベート滴にモデル生体分子としてフェリチンを添加した場合、複合エマルジョンは長時間、安定であった。さらに液-固界面におけるフェリチンの高分子修飾を検討した。

研究成果

• [雑誌論文] Yamashita Solid-phase PEGylation of an Immobilized Protein Cage on Polyelectrolyte Multilayer Colloids and Surfaces B (2014)
  • 著者名/発表者名: K. Uto, K. Yamamoto, K. Iwahori, T. Aoyagi, I.
  • 雑誌名: Biointerfaces 巻: 113 ページ: 338-345
  • 査読あり
• [雑誌論文] Yamashita Characterization of Stable, Electroactive Protein Cage/Synthetic Polymer Multilayer Thin Films Prepared by Layer-by-layer Assembly (2013)
  • 著者名/発表者名: K. Uto, K. Yamamoto, N. Kishimoto, M. Muraoka, T. Aoyagi, I.
  • 雑誌名: Journal of Nanoparticle Research 巻: 15 ページ: 1516-1526
  • 査読あり
• [学会発表] Atom Transfer Radical Polymerization of N-Isopropylacrylamide under High Pressure Conditions (2012)
  • 著者名/発表者名: Yuji Hoshino, Kazuya Yamamoto, and Junichi Kadokawa
  • 学会等名: Japan-Taiwan Bilateral Workshop on Nanoascience
  • 発表場所: Osaka university
  • 年月日: 2012-12-05
• [学会発表] 高圧条件下でのATRPにより調製されたポリ(N -イソプロピルアクリミド)の構造および溶液挙動評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 星野裕志、山元和哉、門川淳一
  • 学会等名: 日本化学会西日本大会
  • 発表場所: 佐賀大学
  • 年月日: 2012-11-11
• [学会発表] 高圧条件下でのN-イソプロピルアクリルアミドの原子移動ラジカル重合 (2012)
  • 著者名/発表者名: 星野裕志、山元和哉、門川淳一
  • 学会等名: 第49回化学関連支部合同九州大会
  • 発表場所: 北九州国際会議場
  • 年月日: 2012-06-30
• [学会発表] 高圧力条件下で調製したポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)の溶液挙動 (2012)
  • 著者名/発表者名: 星野裕志、山元和哉、門川淳一
  • 学会等名: 第61回高分子学会年次大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2012-05-30