本研究成果:本研究は、(1)錐体路障害による下肢麻痺患者を対象に、非侵襲的中枢・末梢神経刺激を組み合わせる新たな手法で錐体路にかわる代償経路を活性化させ、歩行機能を再建させ、(2)非侵襲的脳イメージング法で、回復過程における皮質・基底核ループを含めた脳内神経機構の可塑的変化を解明して、科学的根拠に基づいたニューロリハビリ開発を目指すものであった。 今回、非侵襲的中枢・末梢神経刺激を組み合わせる新たな手法として、経頭蓋直流電流刺激中に歩行運動を模したリズミカルな電気刺激装置を開発することができた。 本研究成果により、これまで治療が困難であった運動障害を回復させることを次の目標とし、個々の障害に応じた治療法の開発を目指していきたい。
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