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2013 年度 実施状況報告書

視野欠損リハビリテーションの効果のfMRI・NIRSによる評価

研究課題

研究課題/領域番号 24700540
研究機関鹿児島大学

研究代表者

宮田 隆司  鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80404507)

キーワード視野障害 / リハビリテーション / fMRI / NIRS
研究概要

fMRIとNIRSを用いて,各視野領域(全視野,半側遮蔽)への視覚刺激呈示時の脳活動を評価をすすめている。基本的には同様のタスクを用いて評価しているが,呈示可能な視野領域の差による影響を除外するための方法を新たに検討している。
現時点では有意な差を認めるには至っていないものの,fMRIとNIRSの差による空間分解能の差,皮質領域,皮質下領域とで異なることが示唆されているが,現時点では有意なものではないため,今後さらに症例数を増やしデータを増やすことが必要である。
本研究の最終的な目的は視野障害患者にリハビリテーションを行う際に,より適切な訓練方法を選択するための方法を確立することである。今後,fMRIとNIRSによる視野障害症例への視覚刺激呈示方法やタスクをアップデートし,より簡便なものを開発する必要がある。特に臨床場面ではNIRSによる評価が有用であり,NIRSで簡便に評価可能なタスクを決定することが急務である。
また,現時点では健常者を中心にデータ収集を行っており,今後も同様に継続してデータを収集していく。将来的には視野障害症例を対象としたより臨床的な計画へと進める予定である。この際,視野障害に加わる他の視覚情報関連の高次脳機能障害(半側空間失認,視覚失認等)が影響を与えることが十分に予想されるため,今後これらの障害を伴う場合の脳機能イメージング上での評価も明らかにしていく必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

症例集積が予定よりも遅延しているため。

今後の研究の推進方策

データ集積を急ぎ,fMRIとNIRS間のタスク調整を行い,最終的な評価検討を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

研究計画の遅れにより必要な機器購入が年度内には不要となったため。
今年度当初に機器購入により使用予定である。

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公開日: 2015-05-28  

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