研究課題/領域番号 |
24700559
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
和田 真一 昭和大学, 医学部, 助教 (30366504)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 嚥下障害 / 食品物性 |
研究概要 |
咀嚼障害と嚥下障害を別に考え、予備実験として、咀嚼後、嚥下直前の食品の物性について基礎データを収集している。健常者の常食咀嚼後の食品物性を測定中であり、先行研究での健常者データとの比較を検討中。いまのところ先行研究の通り、食品に関わらず、嚥下食前の物性は一様になるデータが得られている。 咀嚼能力の測定結果と嚥下直前の物性測定結果の相関を解析することにより、咀嚼能力を測定すれば嚥下直前の物性が推定できるようにしていきたい。簡便に測定できて、推定可能な咀嚼能力の指標を選定中である。 また、現状で一般的とされている物性測定では必ずしも嚥下のしやすさを規定しきれておらず、嚥下のし易さを測定でき得る物性測定方法の検討中。現状は、咽頭での通過のし易さの指標になりうると考え、押し出し治具での物性測定を開始している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
物性測定機器(テクスチャーアナライザー)の選定で、2社を最終的に競合させ、特徴を加味して2社のデモを繰り返し行った。選定に時間がかかり、選定した製品が海外社製であり、輸入、動作チェック含め、納入に時間がかかった。
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今後の研究の推進方策 |
健常者の常食咀嚼後の物性データを収集後に実際の患者でのデータを収集していく。 咀嚼能力の測定結果と嚥下直前の物性測定結果の相関を解析することにより、咀嚼能力を測定すれば嚥下直前の物性が推定できるようにしていきたい。簡便に測定できて、推定可能な咀嚼能力の指標を選定中である。
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次年度の研究費の使用計画 |
アンケート調査や食品開発にかかわる材料費や人件費。咀嚼能力の測定施行、学術集会参加などに使用予定。
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