研究課題/領域番号 |
24700559
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
和田 真一 昭和大学, 医学部, 助教 (30366504)
|
キーワード | 嚥下障害 |
研究概要 |
健常者での咀嚼後嚥下直前の食物物性についてはペースト食(嚥下食II)相当であることがわかった。理論的にはペースト食が問題無い嚥下障害患者で、咀嚼能力が問題なければ、普通食に近い物性であっても安全に食べられると考えられる。しかし、臨床的には不必要にペーストにされている患者が多いと考えられた。今後は咀嚼能力の評価を患者で行い、咀嚼能力検査と嚥下直前物性の比較を行って行く予定である。これにより、咀嚼障害と嚥下障害を明確に分けて検討し、ペースト食ではなく普通食を食べて安全な方の選別ができる可能性がある。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
思ったよりエフォートをとることができなかった。今年度は大学病院の常勤を外れ、まとまった時間を確保できる予定であり、研究を進めていく。
|
今後の研究の推進方策 |
大学病院、勤務先のクリニックの入院中高齢者、障害者に対する咀嚼能力評価と嚥下直前の食物物性の評価を行っていく。病院、クリニックの管理栄養士と協力していく。
|
次年度の研究費の使用計画 |
昨年度はうまくエフォートを確保することができず、情報収集と予備実験が中心であった。 咀嚼検査、テクスチャー測定にかかる実費と、協力いただく栄養士への謝礼など。
|