最終年度の本年は、平成24年度から平成26年度まで継続して取り組んできた、口蓋に貼り付けて嚥下時の舌の動きが計測可能なMEMS3軸力センサに関しての研究成果を取りまとめ、学会発表および投稿用の論文の執筆を行った。研究の具体的な内容として、製作したMEMSセンサを口蓋に固定し、歯科医の立会いのもと、嚥下時の舌の動きが計測できることを確認した。また、嚥下する液体の粘度や体積を変えることで、舌の動きが変わりことを計測で確認し、官能試験結果と合わせて解析することで飲み込みやすさ、飲み込みにくさの定量的な評価を行うことができることを確認した。
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