研究課題/領域番号 |
24700590
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 一貴 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (10403594)
|
キーワード | 高齢者 |
研究概要 |
高齢化と高度情報化に向けて,スマートフォンなどの情報通信機器は身体・感覚・認知機能の低下がみられる高齢者にも対応した使いやすいインタフェースの設計が必要である.本課題では,高齢者における情報通信機器による情報入出力時に,加齢による感覚機能の低下を補償でき認知的負担が少ないインタフェースの開発のための高齢者の脳内基盤も含めた認知情報処理メカニズムを精査することを目的としている.本研究では,スマートフォンをはじめとするタッチパネル式インタフェースの情報入出力を想定し,視覚的注意機能,ワーキングメモリ機能,タスクスイッチング機能に焦点を絞り課題設定を行った.また,加齢に伴う視聴覚などの感覚機能の低下を補償するためのマルチモーダルによる感覚情報処理についても検討を行った.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
高齢者の情報通信機器利用におけるタッチパネル式インタフェースによる情報入出力を想定し,注意機能,記憶機能などの認知機能に焦点を絞り課題設定を行うことができた.
|
今後の研究の推進方策 |
高齢者の情報通信機器インタフェース操作時における情報入出力に関する認知神経モデルを実験的検証に基づき構築する.
|
次年度の研究費の使用計画 |
次年度に高速演算処理を必要とする実験データ解析用ワークステーションおよび解析用ソフトウェアを導入するため データ解析用ワークステーションおよび解析用ソフトウェア
|