研究課題
若手研究(B)
本研究により、早期に離乳をされたラットは正常離乳ラットよりもストレスに対して脆弱になるが、早期離乳直後から運動をすることでそれが阻止されることが明らかとなった。また、早期離乳ラットでは、ストレス暴露による内側前頭前野c-Fos陽性細胞の低下と扁桃体基底外側核c-Fos陽性細胞の増加、扁桃体基底外側核の電気刺激による内側前頭前野の順行性応答潜時延長が認められた。以上のことから、早期離乳によるストレス脆弱性とそれに対する幼少期運動の阻止効果のこのメカニズムには、内側前頭前野と扁桃体基底外側核のストレス応答性とこれら2領域の連携機能が関わっていることが示唆された。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)
Behav Brain Res
巻: 264( Epub 2014 Feb 15) ページ: 197-206
10.1016/j.bbr.2014.02.007
Neuroreport
巻: 25 ページ: 226-232
10.1097/WNR.0000000000000072