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2013 年度 実施状況報告書

動きのぎこちなさを改善する運動教材の開発―ムーブメント教育を参考として―

研究課題

研究課題/領域番号 24700618
研究機関秋田大学

研究代表者

松本 奈緒  秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (30364699)

キーワードムーブメント教育 / 体育授業モデル / カリキュラム / 運動の巧緻性 / 認知 / 国際情報交換 / アメリカ合衆国
研究概要

平成24年度の渡米に加え、授業モデルの作成のためのアドバイスを得、研究計画を明確にするために追加の学会参加や研究者訪問が必要であったため、4月に再び渡米した。AAHPERD学会会場でカリフォルニア州立大学のDr. Bushnerに、その後ノースカロライナ大学グリーンズボロ校でDr. Ennis及びDr. Barrettに面会し、授業モデル作成や研究計画のための示唆を得た。またノースカロライナ大学グリーンズボロ校での追加の文献調査を行った。
平成24年度に作成した授業モデルを小学校において実施し(2月)、運動の巧緻性、身体・運動感覚の変化について調査を行った。実施期間は小学校や授業担当者の都合から1ヶ月となった。小学校3年生と4年生の2学級について、学習者を対象とし、実施前、実施後の運動課題を用いた運動の巧緻性のテスト、質問調査紙(ツリー法、自由描画)による身体・運動感覚の調査やインタビューを行った。当初運動の巧緻性を測定するために使用する予定であった、TGMD-2はムーブメント教育においての巧緻性を測定するのに適切でないことが文献研究や米国の研究助言者により明らかとなったので、単元前と単元後の動きを比較し、3人の専門家の合意形成を行いながら判定する方法に変更した。
成果発表としては、10月に日本国内の学会(日本スポーツ教育学会)、2月には国際学会(AIESEP; International Association for Physical Education in Higher Education)において学会発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り、前年度構築した授業モデルに基づいて小学校において実証研究を行うことができた。また、成果発表も日本国内の学会と国際学会において行った。

今後の研究の推進方策

4月に渡米し、AAHPERD学会の会場でDr.Buschnerに研究の進捗状況の確認と方向性への示唆をもらう。4月~10月は平成25年度にデータ採取した分の分析を行う。1月~2月に平成26年度の実証研究を実施、平成25年度と同様の方法で行い、また、同じ対象者の継続的データを得られるよう研究計画および対象者を工夫する。
成果発表については11月の国内学会(日本スポーツ教育学会)及び国際規模の米国の学会(Shape in America、旧AAHPERD)で発表する。

次年度の研究費の使用計画

次年度使用額は3566円であるが、2月の学会の為の海外出張の際の日当等を含めて計算した端数が残金として残った。
来年度の研究のスーパーバイズ及び研究の成果発表の為の海外出張旅費の一部として使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] The structure of content in movement analysis models2014

    • 著者名/発表者名
      Naho Matsumoto
    • 学会等名
      AIESEP world congress 2014
    • 発表場所
      The university of Auckland
    • 年月日
      20140210-20140213
  • [学会発表] 米国のムーブメント教育論の体育プログラムの特徴‐ムーブメント課題を中心とした動きづくりの活動‐

    • 著者名/発表者名
      松本奈緒
    • 学会等名
      日本スポーツ教育学会第33回大会
    • 発表場所
      日本大学世田谷キャンパス

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公開日: 2015-05-28  

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