研究課題
平成25年度は,主として平成24年度で得られた成果である基盤ソフトウェアとなる動作センシング処理ライブラリの開発,実装,評価に重点を置き,剛体の姿勢変化,歩行者のセンシング,手の形状変化といった具体的な対象に対して以下のとおり進めた.1. 動作センシングアルゴリズムの洗練化2. 実際の人物の動作をチェックするシステムの構築まず1については,前年度までに開発された動作センシングライブラリの洗練化を行った.洗練化の際に,必要に応じてデータの取得やアルゴリズムの改良を実施し,その性能評価テストを行った.次に2については,1と平行して,2の段階で改良されたライブラリを利用する形で実際の動作によらない歩行者の検出や手の動作チェックシステムへの応用を試みた.具体的には,さまざまな姿勢の歩行者画像から特徴量を抽出し,進化的手法を適応する.また,手の各関節の動きなどの動作データをモデル化し,モデルを進化的手法を用いて最適化する方法により,センシングする方法を提案した.これらは将来,被験者に動作の修正箇所を指摘するといったシステムに応用可能である.システムの構築中に常に問題点・改善点などを検討し,開発にフィードバックさせてより完成度の高いシステム構築を目指した.評価は,シミュレーションとの比較することによって行った.前年度で想定した人物の動作以外の種類の動作に対しても検証し,適宜アルゴリズムの改良を試みた.実験に際し,被験者に対して実験内容を十分に説明し,相手方の同意等を得たうえで研究計画を実施した.
すべて 2013 その他
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2013 International Workshop on Nonlinear Circuits , Communications and Signal Processing
巻: なし ページ: 612-615
11th International Conference on Quality Control by Artificial Vision
巻: なし ページ: 156-161
巻: なし ページ: 162-167
2013 International Conference on Cyberworlds
巻: なし ページ: 171-174
巻: なし ページ: CD-ROM
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