研究課題/領域番号 |
24700641
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
伊藤 恵造 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (40451653)
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キーワード | 公共空間形成 / コミュニティ再編 / 団地 |
研究概要 |
1.理論研究:スポーツ研究の分野では、スポーツ社会学やスポーツ経営学において展開されてきた「総合型地域スポーツクラブ」論の再検討を行った。また、都市研究の分野では、都市社会学において展開されたきた都市郊外団地における社会関係(形成)とその捉え方に関する先行研究の検討を行った。また、両分野を接続する試みとして、鈴木榮太郎の「生活圏」の地域スポーツ研究における展開可能性の検討をおこなった。 2.実証研究:兵庫県神戸市および秋田県能代市でフィールドワークを実施した。神戸市では、「垂水区団地スポーツ協会」を対象とした質問紙調査を実施した。質問紙は昨年度配布し、回収や分析は今年度に行った。その成果の一部を日本体育学会第64回大会で報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1.理論研究:社会関係論や「生活圏」論において、家族や世帯に関する内容も含めて検討することができた。 2.事例研究:質問紙調査の回収と分析を終え、成果の一部を報告することができた。まだ報告できていない住民の「生活圏」とスポーツ活動の範域の異同の分析結果については、次年度に報告をする予定である。
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今後の研究の推進方策 |
1.理論研究:農村社会学や環境社会学の分野で、地域社会における公共空間形成、世代間再生産についてどのような研究が蓄積されているかを整理する。 2.事例研究:質問紙調査によって明らかになった「親」と「子」を含めた「多世代」が参加している野球の活動のフィールドワークを実施する。具体的には、野球をする人たちが行っている公園管理活動に注目する。また、秋田では、“木都”として知られた能代市における「バスケの街づくり」の実態を明らかにする。
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次年度の研究費の使用計画 |
初年度(平成24年度)に実施予定であった質問紙調査を、回収率向上のために平成25年度に実施した。平成25年度は、調査票の回収(郵送)とその分析に多くの時間を割くことになり、当初実施を予定していたフィールドワークの実施回数を減らさざるをえなかった。そのため、旅費として使用を予定していた金額が残った。 調査対象である神戸市の垂水区団地スポーツ協会のフィールドワークのための旅費として使用予定である。
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