本研究では、一般学生バスケットボールプレーヤーと対象とした「状況判断型アジリティトレーニング」の開発および実践を目的とした。実際場面でみられた動作特性に基づいてディフェンス場面における方向変換動作を改善するために考案したトレーニングプログラムを2ヵ月間にわたって実践し、その後のゲーム場面における方向変換動作にやや改善がみられた。これらの結果から、現状分析を基にした状況判断型のプログラムの開発が有効であること、トレーニング中にゲーム場面を想定した動作改善策のフィードバックが必要であることが示唆された。
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